法事のこころえ
ご法事は故人のことを心から想う場です。生前の徳を称え、感謝の気持ちを伝えれば、必ず亡き方からの声が聞こえます。そして、仏さまからのメッセージに耳を傾け、しっかりと受け止めましょう。ご法事は、故人と家族をつなぐ儀式であり、家族と親類をつなぐ儀式でもあります。ご法事は、故人と私たちの絆を深める大切な儀式です。
最近では、ちょっと面倒だからとか、親類に負担をかけるからと考えて、ない人もいるようです。でも法事のいいところは、そのちょっと面倒なところにあるのちょっと面倒だけど、みんなが集まって、みんなで故人のことい、みんなで手をあわせることで、「やっぱリ、やってよかったという気持ちになるものです。こんな時代だからこそ、あえて、ちょっと面倒な法事を行うことをお勧めします。
法事の意味としきたり
大切な家族だった故人を偲び、「あの世で幸せに暮らせるように」と供養するのが法事(年回法要)という儀式です。法事は、故人と私たちとの絆を再確認する場でもあります。
私たちが今ここにあるのも、親や御先祖様のおかげですし、ともに生きてきた家族のおかげです。ひいては仏さまのおかげでもあるのです。
法事では、その現実を深くかみしめ、感謝をするようにしましょう。そして故人のために供養すること、故人に感謝することは、慈悲のこころを育てる修行であることも忘れてはなりません。またお寺様に包むお布施にも修行という意味合いがあります。
見返りを求めすに大切なものを差し出すことが、仏さまへの気持ちを育てることにつながっていくのです。もちろん、故人をまもってくださる仏さまへの感謝であることも忘れてはなりません。お布施は、仏さまにお供えしますので、法事の前に住職にお渡ししましょう。その際の表書きは「お布施」と書いて下さい(「お経料」とは書かないように)。
焼香の作法
焼香の案内があったら、まず施主、続いて席次の順番で焼香します。数珠を左手に持ち、仏さまと導師に一礼して焼香台の前に進みます。ご本尊に合掌し、香を静かに香炉の炭火の上に乗せます。その後、合掌し礼拝して善き行いが故人に届くよう願います。一般の方は一回の焼香で結構です。
法事に向けての準備と心構え
1:法事日程の確認
参列者の集りやすい日を候補にし、菩提寺と相談して日程を決めます。命日の前の週末に法事を行うケースが多く、込み合うので早めに菩提寺に連絡を取りましょう。
2:参列者への案内状
参列者には案内状を出し、出欠を尋ねます。人数の少ない時は電話で確認します。
3:お寺に連絡すること
法事の数日前までに、参列者の人数、生花やお供物についてなどをお寺に連絡します。
4:当日持っていくもの
故人の位牌や写真、お布施やお供物など、お寺に持っていくものを確認し用意します。また参列者への引き物も早めに準備しておきましょう。
親類との絆を深める
最近は家族だけで、という法事も増えてきました。しかし、近親者や故人とご縁のあった方々と共に法要を営むことは大切な事です。最近は、親類が集まる機会も少なくなっています。故人だけでなく、そうした親類とのご縁を見つめることも、ご法事の大切な意味です。ありがたいご縁ですから、ご法事を通じて、そのご縁を生かす生き方を考えましょう。
卒塔婆って何?
ご法事の際にお供えする卒塔婆は、故人への供養の証です。故人の成仏を願うため、また報恩感謝を表すためにも、参列者の皆様で卒塔婆を建立しましょう。卒塔婆は、法事の数日前までに本数と名前をお寺にお知らせしましょう。※浄土真宗では卒塔婆は使いません